悟りプレイ

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炎上が日常になった未来への備え方

炎上の加害者は「やらかした人」に慣れていない

大分ニュースなどで登場することが多くなったけど、現代では炎上はまだ珍しい。被害が大きい場合を除き話題にならない交通事故と比べたら、炎上は希少で話題性がある。

だからまだ「やらかした人」に慣れていない人が多い。彼らは元気で「そこに悪があるから」という理由だけで「やらかした人」を批判できるガッツがある。このため現代のインターネット上でやらかした人はあっという間で炎上する。

炎上が日常になった未来

もっとインターネットが浸透した未来では勝手が変わってくる。やらかす人が徐々に増えていき、いずれありふれた日常風景になる。それこそ現代の交通事故のように。

こうなるとニュースなどはわざわざ炎上を話題にしなくなる。だからやらかした人があまり有名にならないまま終わる。また現代で加害者になっていたような人も、あまりに日々沸いて出る「やらかした人」の多さに元気を奪われていき、あまり加害者にならなくなる。

ここまで時代が進めば、炎上という現象はよほど盛大をやらかさない限り発生しなくなる。現代でちょっと交通事故を起こしても新聞の一面に掲載されないのと同様に。

炎上が日常になった未来と常識の欠落

炎上には教育効果がある。やらかした本人はもちろん、話題になって集まってきた野次馬たちも「その行為の何が問題か」を理解できる。中には「っぶねーそんなの俺も知らなかったわ」という人もいて、彼らは欠落していた常識を補完できる。そういう意味で炎上はやらかした本人にとっては大惨事でも、人類全体にとってはそこそこ有益に作用する。

しかし炎上が発生しなくなった未来では教育効果は発生しない。欠落した常識が補完されないまま野放しにされてしまう。そしてある日突然インターネット上ではない別の場面で常識欠落問題にぶち当たる。仕方ないよ。これまで誰からも教わらなかったし、求められることもなかったし、炎上を見ることもなかったんだから。

現代は炎上が発生している分、そういう未来よりも学ぶ機会が豊富で恵まれているのかもしれない。今のうちに多くの炎上現場を見て常識を補完しておくのが、枯れ果てた未来を生きるための備えになるんじゃないかな。そもそもそんな未来になるか知らないけど。